「円高で買い、円安で売る」という外貨預金のセオリーはよくわかっていても、円を外貨に替えるタイミングはなかなかとらえにくいものです。「今が買いどきだ」と思っても、次の日にはさらに円高が進むこともありますし、「もう少し円高が進むかもしれない」と判断して様子見を決め込んだその日が、一番の買いどきだった、などということもあります。このように外貨預金をするタイミングに迷ったときには、資金を一度に預けず、時期を分散して外貨預金を始めるのも一つの方法です。為替相場は常に変動します。その中で外貨預金を始めるには、一度に資金の全額で外貨預金をせず、資金を小分けして外貨に替えます。円高の日を選んで外貨を買い足すことによって、結果的に、より多くの外貨を元本として運用することもできるからです。たとえば一二〇万円の資金を四等分し、三〇万円の外貨預金を四本つくることを考えてみましょう。まず、全体を円普通預金に預けておき、円高になるのをみはからって三〇万円を外貨に替え、最初の頭金をつくります。その後は、毎日、為替レートを確認して、買いどきと判断したら次の三〇万円を外貨預金していくという方法です。たとえば七月二十三日の円・米ドル相場の仲値は一〇六・三五円でした。「これから円安になる」と考えて、まず三〇万円外貨預金することにしました。仲値が一〇六・三五円なので、円を米ドルに替えるTTSは一〇七・三五円、三〇万円で二七九四・六〇米ドルを預金します。
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