カブレは皮膚にふれたものが、皮膚を刺激して起こってくるものであり、接触毒によるものと、アレルギー性のものがある。しかしこの2つのものによる皮膚変化がちがっているわけではない。そうして、カブレにはいろいろな段階がある。(1)まずはじめに皮膚は紅くなってくる。皮膚が外から刺激されるので、まず皮膚の表面の血管(毛細血管)が広がってくる。その結果、血液がたまってきて(充血)、皮膚が紅くなってくる。(2)皮膚のはれとかゆみが加わってくる。
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それにつづいて、皮膚にヒスタミンができてくる。これは、血管壁から血液中の水分をまわりの組織に向かってにじみでやすくする。そのため皮膚が水びたしになってはれてくる。このときは皮膚は紅くはれてかゆみが出てくる。このにじみでてくる水分のほは、カブレの程度(炎症の程度)によってちがってくる。ひどいときはその水分が表面に向かって侵入していって、たくさんの小さな水ぶくれをその中につくってくる。このとき、皮膚を切ってみると、その断面は海綿のそれをみるようになっているので、海綿状状態ということばがつくられている。それにつづいて、ひどいときは、この小さな水ぶくれが集って、比較的大きな水ぶくれになってくる。うるしでカブレたとき水ぶくれができてくるのはこうして起こるのである。ここまでくると、皮膚は紅くて、はれが目立ち、表面には水ぶくれができている。(3)皮膚の表面がジメジメ(湿潤)してくる。それにつづいて、ひっかいたり、あるいは自然にこの水ぶくれが破れてくる。そうすると、皮膚の表面が水びたしになって、ジメジメしてくる。このとき、皮膚は紅くはれてジメジメして、ほてる感じと、かゆみが混じってくる。それを「いたがゆい」という表現でいいあらわしている。そうして、ここまでくると、一般の人々がいっているカブレの状態になってくる。つまり、こういったカブレはできあがった終着点である。
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