なんのためにぼかすのだろう、ということをハッキリと意識していれば、それまでのクセは直っていき、正しいやり方が自然と身につく。そして、無意識のうちにできるようになったとき、そのメイクが自分のものになる。「できるようになるまで、気を抜かないで努力すること」というと、なんだか「修業すべし」と「メイク道」を説いているようで、気恥ずかしいのだが、メイク上手になるには、実はこれが一番の正統な方法で近道なのだ。「ナチュラルメイク」の本当の意味「自然」という言葉がさかんに使われるようになったのは十年ぐらい前からだろうか。「自然食品」「自然派化粧品」なら意味はわかるが、「自然体で生きる」という言葉を度々聞くようになると、あまのじゃくな私は自然っていったいどういう意味?と思うようになった。「自然体で」という言い方には、「なにもしなくてもOK。このままの私でいいの」「気持ちのままに生きるの。私には自然体が合っているの」と、ラクをするための言い訳にしているような印象があり、それは都合のいい解釈だ、と、いくらか反感さえ感じることがあった。メイクに関しても、「自然派」にありがちなのが、「とにかく素肌をきれいに保つことが大事。メイクで飾る必要はないわ。基礎化粧品だけで十分」という考え方。
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